かつては、Googleで「○○の作り方」と検索されることが、WEB集客の基本でした。 しかし、AIの進化により、検索行動は大きく変わりつつあります。 いま、エントワが意識しているのは、「検索されるブランド」ではなく、“思い出してもらえるブランド”になること。 つまり、“○○といえばエントワーズ”と、記憶の中で自然に想起される存在を目指すことだと考えています。 情報の正確さや比較は、これからますますAIが担う時代になると予想されます。 だからこそ、人の心に残るストーリーや、体験として記憶に残る発信が、より重要になっていくと思います。 このような時代だから、エントワーズ(有限会社ナッシュ)は「グッズをつくる会社」であると同時に、 “縁”や“輪”を大切にしながら、人と人の想いを形にする存在でありたいと考え、 WEB・メルマガ・展示会・カタログ、そしてスポンサー活動など、 あらゆる場面で「記憶に残る種まき」を続けていきたいです。 今回ご紹介するのは、その種まきのひとつでもある「GIFアニメ」についてご紹介します。 GIPHY(ギッフィー)に登録することで、Instagramストーリーズで使えるようになり、 さらに最近では、X(旧Twitter)での活用、そしてLINEスタンプへの展開へと広がっています。
その制作方法や、ここに至るまでの想いについて、ぜひご覧いただけたら幸いですっちゅ。

目次

1. はじめに:検索から“想起”へ、ブランド発信の転換点

かつて、WEB集客の基本は「Google検索で見つけてもらうこと」でした。「○○の作り方」や「おすすめ○○」といったキーワードに対応するため、多くの企業がSEOを意識した情報発信を行ってきました。
しかし、AIの急速な進化により、こうした常識は大きく変わりつつあります。情報を得る手段がより簡単かつ自動化されることで、ユーザーの行動は「調べる」から「聞く・生成する」へと移り変わり始めています。
こうした時代の変化のなかで、エントワが注目しているのが、「検索されるブランド」から「想起されるブランド」への転換です。誰かが何かを必要としたときに、検索より先に、“記憶の中からふっと思い浮かぶ存在”になること。それこそが、これからのブランドづくりにおいて重要だと考えています。
その実践のひとつとして、エントワーズは昨年からSUPER GTの1号車(36号車)のスポンサーを務め、車体に「エントワーズ(有限会社ナッシュ)」のロゴを掲出する取り組みを行ってきました。この活動により、多くの方にロゴを“目にしてもらい、覚えてもらう”ことができ、「スポンサーができる会社」という新たな印象を持っていただけたと感じています。

1号車の車体スポンサーロゴ

そして今、次のステップとして目指しているのが、「○○といえばエントワーズ」と思い出してもらえるような、“○○”を増やし、育てていくことです。 その“○○”のひとつとしてエントワが取り組んでいるのが、キャラクターのGIFアニメです。缶バッジやアクリルグッズ、自社工場でのものづくり、高品質な製品と同様に、動くキャラクターを通してエントワーズを思い出してもらう。これもまた、エントワの「記憶に残る種まき」のひとつです。
本記事では、そうしたブランド想起の取り組みの一環として、GIFアニメの活用と、その背景・展開についてご紹介していきます。

GIFアニメ参考
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なっちゅ

考えたっちゅ!!!

2. GIFアニメを使った発信の可能性

GIFアニメは、静止画に比べて“動き”があるため、SNS上での注目度が高まりやすいコンテンツです。投稿時の見た目にもインパクトがあり、タイムライン上で自然と目を引くため、写真投稿よりもインプレッションが伸びやすい傾向にあります。また、他の企業ではまだあまり活用されていないことから、GIFアニメを活用することで他社との差別化が可能になります。「動くキャラクター」という印象的な表現を通して、エントワーズのことを自然と思い出してもらえるような“ブランドづくり”にもつながると考えています。
「動くキャラクター」といえば、エントワーズっちゅ!!!

GIFアニメ参考

さらに、GIFアニメのプラットフォームである「GIPHY(ギッフィー)」では、投稿したGIFのインプレッション数(表示回数)を確認することができます。実際に、弊社が運用しているX(旧Twitter)InstagramなどのSNSよりも、GIPHYでのインプレッション数が多く、世界中のユーザーに自然に届いていることがわかります。思いがけない場所で“なっちゅ”のGIFが使われていたり、海外のユーザーの目に触れている可能性もあり、今後の展開にも大きな可能性を感じています。

GIPHY(ギッフィー)のインプレッション
SNSアイコン

なっちゅ

びっくりっちゅ!!!

3. X(旧Twitter)やLINEスタンプへの展開

GIFアニメの制作からGIPHYへの登録方法、Instagramストーリーズでの使い方については、以前のWEB記事でご紹介しています。詳しく知りたい方は、ぜひそちらもご覧いただければと思います。(SNSやウェブサイトでのGIFアニメ活用法:GIPHYでGIFスタンプを作ろう!
今回は新たに、X(旧Twitter)で誰でも使えるGIFアニメの展開に挑戦しました。制作を進める中で、「GIF」と「STICKER」の違いがあることを改めて知りました。

•GIF
GIFは背景が透けていないアニメーションで、主にX(旧Twitter)、Messenger、Slackなどで使用されます。

•STICKER
STICKERは背景が透明なスタンプ風アニメーションで、Instagram Stories、TikTok、Snapchatなどで使用されます。

GIPHY(ギッフィー)の投稿画面

今回のテーマがXでの使用だったため、背景付きのGIFの特性を活かし、会社のロゴを背景にあしらったGIFアニメを多数制作しました。視認性が高く、企業らしいアプローチを加えることができたと感じています。

GIFアニメ参考

さらに、今回初めてLINEスタンプ(アニメーションスタンプ)の制作にも取り組みました。エントワーズといえば“動くキャラクター”が特徴ということを想起させたいので、動きのあるLINEスタンプを制作することは自然な流れでした。
制作中にはさまざまな気づきがありました。たとえば、アニメーションスタンプは最大4回までのループ、秒数は最大4秒以内(1秒・2秒などのきりの良い設定)といった制限があること。また、同じ画像を複製して作業しようとした際に、ソフトによってはコピペ画像が原因でエラーが出ることもありました(画像のファイル名を変更することで回避)。
こうした経験を通じて、LINEスタンプを見据えてGIFアニメを作ることが、今後の展開をよりスムーズにする鍵だと実感しました。今後も、SNSやメッセージアプリを活用した「動く」コンテンツづくりを通じて、「動く」キャラクターの魅力をより多くの方に届けていきたいです。

LINEスタンプ画面
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なっちゅ

挑戦っちゅ!!!

4. エントワーズが届けたい“記憶に残る体験”

エントワーズがものづくりを通して目指しているのは、ただ「商品」を届けることではありません。エントワーズが大切にしているのは、手に取った人の心に残る、“笑顔になったという体験”をお届けすることです。

たとえば、思わずクスッと笑ってしまうキャラクターの動き。
外出先でポケットから取り出した缶ミラーがきっかけで生まれる会話。
SNSで偶然目にしたGIFアニメに「なんだか好き」と感じてもらえた瞬間——。
そんなちょっとした出来事が、人の心に残る“記憶に残る体験”になるとエントワは考えています。缶バッジやアクリルキーホルダーといった商品自体も、もちろん高品質にこだわって制作しています。しかし、それ以上に大切なのは、「誰かに話したくなる」「思い出として残る」ような価値を持つこと。そのために、目を引くようなデザイン、持ち帰りたくなる工夫、誰かに見せたくなる仕掛けを施し、SNSなどを通じて積極的に発信しています。
これからもエントワーズは、キャラクターやグッズ、そしてデジタルコンテンツを通して、「ちょっと楽しい」「なんだか忘れられない」——そんな体験を、全国に、そして世界に向けて届けていきます。

GIFアニメ参考

5. おわりに:検索ではなく、思い出してもらえるブランドへ

情報があふれ、誰もが簡単に答えを得られる時代になった今、エントワが目指しているのは、「検索されるブランド」ではなく、 “ふと思い出してもらえるブランド”になることです。「このキャラクター、見たことあるな」「なんだか好きな雰囲気だな」そんな小さな記憶のかけらが、いつか“エントワーズ”という名前を自然と思い出してもらえるきっかけになる。だからこそ、エントワはグッズづくりだけでなく、SNSやデジタルコンテンツでも“記憶に残る種まき”を続けています。
GIFアニメは、その種のひとつ。SNSやメッセージアプリで何気なく使われたその1コマが、誰かの心に残る“体験”となり、ブランドの印象として育っていくことを信じています。
これからも、エントワーズは“笑顔が生まれるきっかけ”をデザインし、“縁と輪”を広げながら、皆さんの記憶にふっと残るようなブランドであり続けたいと願っていますっちゅ。

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なっちゅ

今後も頑張るっちゅ!!!

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