推し活におすすめ！今注目の「アクリル製ヘアゴム」グッズを試作してみた

あるアニメ作品のグッズとして人気に火がついた「アクリル製ヘアゴム」。
通称「生首ヘアゴム（生首ヘアーバンド）」としてSNSでも話題を呼び、今では声優やVTuberといったジャンルにも広がり、2次元を超えて3次元まで幅広く展開されています。 いまや“推し活グッズ”として欠かせない存在となったこのアイテム。その人気の理由を考えてみると...

(1)強烈なビジュアルインパクト

• キャラクターの“顔”だけをフィーチャーしたデザインは、視覚的なインパクトが抜群。一目で「誰推しか」が伝わります。
• 髪をまとめるたびに“推しの顔”が揺れるという動きも、愛着を感じさせるポイントです。

(2)日常使いと“推しアピール”の絶妙なバランス

• アクリル製で軽く、普段使いしやすいのが特徴。
• 髪に着けるのはもちろん、バッグやリュックに付けて「さりげなく推しをアピール」する使い方も人気です。
• 学校や職場でも使いやすく、「控えめなのに存在感がある」グッズとして重宝されています。

(3)ユーモアと愛の融合

• 「生首」という少しブラックなユーモアを含んだネーミングがSNSでバズりやすく、話題性も十分。
• 「推しの顔がいつもそばにいる」というコンセプトは、ファン心理に寄り添っています。
• 一部ファンの間では「生首＝愛」という認識も生まれており、愛情表現としても確立されつつあります。

(4)低コスト・高汎用性な量産アイテム

• 比較的安価に製造できるため、キャラクターごとの展開もしやすく、コンプリート欲も刺激します。
• アニメキャラだけでなく、声優・VTuber・実在の人物にも展開できるため、ジャンルを問わず多くのファン層を取り込めます。

(5)SNS映えする推し活アイテム

• 写真に映えるアイテムとしても人気が高く、推し活写真のアクセントにぴったり。
• “生首アレンジヘア”などの写真がSNSでシェアされやすく、コミュニティ内の交流を促すツールにもなっています。

(5)SNS映えする推し活アイテム

「生首ヘアゴム」は、ファン心理・日常使い・話題性の三拍子がそろった、実用性のある推し活アイテム。
“推しを持ち歩く・飾る・身につける”だけでなく、“愛を見せる手段”として最適化されていることこそが、これだけ広く支持されている理由といえるでしょう。

「話題のグッズ「アクリル製ヘアゴム」を実際に作ってみました。 作り方はとてもシンプルで、カットしたアクリルパーツにヘアゴム用のパーツを取り付けるだけ。

このシンプルな構造こそが、低コストかつ高い汎用性を実現している理由です。 パーツ同士をしっかり固定して、ヘアゴムを取り付ければあっという間に完成。 小ロットでも制作しやすく、さまざまなキャラクター展開にも対応できるグッズです。 （アクリルグッズの最小ロットは30個からですが、お気軽にご相談ください）

アクリルパーツの仕上がりは、「カット方法」によって大きく印象が変わります。 主に以下の2種類の方法があります。

（1）通常のカット

→ デザインのまわりに透明なフチが残るカット方法です。
やわらかく可愛らしい印象に仕上がります。

（2）デザイン上カット（印刷の上をカット）

→ 印刷された絵柄のすぐ外側をカットするため、透明な余白がなく、くっきりとした仕上がりになります。
デザインがより際立ち、インパクトのある印象に。

→ たったこれだけの違いでも、グッズ全体の雰囲気や表情、色味の見え方に大きく影響します。

仕上がりのイメージに合わせて、カットを選択できると上級者になりますね。

実は、アクリルと同じヘアゴムパーツを缶バッジにも取り付けることができます。 試作してみたところ、一番小さい25mmサイズの缶バッジにはパーツの取り付けが難しかったのですが、円型32mmと円型38mmサイズでは問題なく装着できました。 缶バッジヘアゴムは、コンパクトでかわいらしく、ちょっとしたアクセントにぴったり。

アクリルには自由な形でカットできるという魅力がありますが、缶バッジはコスト面の手軽さや、素材による“キラキラ感”の演出などが強みです。 それぞれに違った良さがあるので、アクリルのヘアゴムも、缶バッジのヘアゴムも、用途やデザインに合わせて使い分けるのがおすすめです。 ぜひ、あなたの「推し活」スタイルに合ったタイプを見つけてみてくださいね！（缶バッジの最小ロットは10個からですので、お気軽にご相談ください）

実際にヘアゴムを制作してみて感じた注意点は、ヘアゴムパーツをアクリルへ取り付け時に位置の誤差が生じやすいということです。 取り付け作業は基本的に手作業になるため、どうしても微妙なズレが発生してしまう可能性があります。 誤差をできるだけ防ぐためには、専用の治具（取り付け位置を固定する道具）を用意する方法もありますが、その分コストが上がってしまう点にはご注意ください。 缶バッジに関しても同様で、取り付け位置のズレが発生する可能性があるため、今後の制作では何らかの対策を検討していく必要がありそうです。 見た目やバランスにこだわりたい場合は、事前に試作を行い、取り付け精度を確認しておくことをおすすめします。

推し活が日常に溶け込み、グッズの役割も「ただ持つ」から「身に着けて楽しむ」へと広がる中、ヘアゴムというアイテムはそのトレンドの最前線にあります。 視覚的なインパクト、日常使いのしやすさ、そして何より“推し”への愛情をさりげなく表現できる点が、多くのファンの心をつかんでいる理由です。 アクリルは自由な形状で個性を演出しやすく、缶バッジはコストや光沢感での魅力を発揮。 どちらも、用途やターゲットに合わせたカスタマイズが可能です。 制作においては多少の注意点はあるものの、シンプルな構造だからこそ工夫次第で幅広い展開ができるのもヘアゴムグッズの大きな魅力。
あなたのグッズにも、ファンとの「縁」や「推しへの愛」を“輪”でつなぐヘアゴムを加えてみませんか？